Blenderで作った3DキャラをUnityに読み込む方法を備忘録としてまとめました。
動かすまでの流れは、Yonaoshi3DさんのYoutube動画「天使のBlender2.8入門」[1]を参考にしています。
環境は以下です。
- Blender 2.83 LTS
- Unity LTS リリース版 2019.4.1f1
- Windows10 64bit
目次
Blender関連ファイルを保存する
BlenderからUnityへインポートするファイル(Blender関連ファイルと呼ぶことにします。)は、以下のようなファイルがあります。
- fbxファイル
- FBXファイルとは動く3Dオブジェクトの出力に向いている3Dファイル形式とのこと。[2]
- テクスチャの画像ファイル
以下ではそれぞれのファイルの保存方法を記載します。
Blenderでfbxファイルをエクスポートする
- ファイル>エクスポート>FBX(.fbx)を選択します。
- Blenderファイルビューが開くので任意のファイル名で保存します。
Blenderでテクスチャの画像ファイルを保存する
- 「UV Editing」タブを選択します。
- 「画像」>「名前をつけて保存」を選択します。
- Blenderファイルビューが開くので任意のファイル名で保存します。
UnityでBlender関連ファイルをインポートする
Blender関連ファイルをUnityにインポートして、fbxオブジェクトにマテリアルで色を付ける流れをまとめます。
UnityにBlender関連ファイルをインポートする
- Blender関連ファイルをUnityのProjectウィンドウにドラッグ&ドロップすればインポートできます。
テクスチャペイント用のマテリアルを作成する
- 新規でマテリアルを作成します。
- マテリアルのAlbedoにテクスチャペイントの画像をアタッチします。
- fbxオブジェクトのインスペクターウィンドウで「Materials」タブを選択します。
- 作成したマテリアルをfbxオブジェクトのマテリアルにアタッチします。
fbxオブジェクトをシーンに登録する
fbxオブジェクトをProjectウィンドウからヒエラルキーウィンドウにドラッグ&ドロップすればシーンに表示することができます。
テクスチャペイントの色も反映されているはずです。
もしここで色が白抜けした場合は、以下のサイトが参考になるかもしれません。
UnityでBlenderのキャラを操作する
キャラを動かす流れとしては、以下のような流れになるかと思います。
- Blenderキャラを動かす
- C#スクリプトで操作したい処理を設定する。
- C#スクリプト内で、アニメーションコントローラの条件を操作する。
- Blenderで設定したアニメーションを動かす
- アニメーションコントローラで動かすアニメーションとその条件を設定する。
コントローラの処理内容はやりたいことによって異なるので、説明は対象外とします。
自分はYonaoshi3DさんのYoutube動画「天使のBlender2.8入門」[1] を参考にキャラ用コントローラとアニメーションコントローラを作成することで、以下のようにBlenderで作成した3DキャラをUnityで操作することができました。
まとめ
Blenderで作成した3DキャラをUnityにインポートして、それを操作する流れはUnityでゲームを作るうえで基本となりそうなので、備忘録としてその流れをまとめました。
参考になれば幸いです。
参考
[1] Yonaoshi3DさんのYoutube動画「天使のBlender2.8入門」
[2] 有名な3Dファイル形式について解説【FBX, STL, OBJ】 | Your 3D
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