Redmineを使ってAI管理、スケジュール管理をしたいと思い、DockerでRedmineを立ち上げることにしました。
それに向けて事前調査をしたので、備忘録としてまとめました。
環境は以下を考えています。
- ConoHa VPS (メモリ 1GB/CPU 2Core/SSD 100GB)
- Ubuntu 18.04.4 LTS
- Docker: 19.03.8
- Docker Compose: 1.25.4
目次
Redmine構築するために必要なもの
RedmineのRequirementsはRedmine.orgのインストールガイドにまとめられていました。[1]
- OS
- Rubyが動けば、Linux, macOS, Windowsで動く。
- Ruby
- バージョン4.1ならRuby 2.3,2.4,2.5,2.6をサポート
- Railsは5.2をサポート
- データベース
- MySQL 5.5 - 5.7
- PostgreSQL 9.2 or higher
- SQLite 3
Redmineの最新バージョンは、2020年9月時点では4.1.1と4.0.7の様です。[2]
なお、Redmineは4.0系と4.1系の2つのバージョンがサポートされています。4.1系の方が4.0系+新機能で、特に制約がないのなら、より新しい4.1系を選ぶのが良さそうです。[3]
RedmineのDockerコンテナ
docker hubで「Redmine」と検索かけるといろいろ出てきます。
Starsが多いのもののみを挙げておきます。(2020年9月時点)
- redmine(公式)[4]
- 10M+ Downloads, 910 Stars
- sameersbn/redmine[5]
- 10M+ Downloads, 320 Stars
- bitnami/redmine[6]
- 1M+ Downloads, 56 Stars
ざっと見た感じだと、redmine(公式)はDBサーバなどは自前で準備する必要がありますが、sameersbn/redmineはDB、メール、SSLの機能が組み込まれたものみたいです。
参考になりそうなサイト
「Redmine docker」でググったときに出てきた上位5つのサイトです。
調べてみた感じだと、CentOSにredmine(公式)[4] + MySQL系データベースの組み合わせで構築している方が多いようです。SSL対応やメール設定、プラグイン追加などの参考になりそうな情報もあるので、構築時の参考にしたいと思います。
- 最新の Redmine 4 を Docker 公式イメージで運用する | Qiita[7]
- CentOS 7.6 に Redmine 4.0 を Docker 公式イメージを利用
- Redmine 4.0.3
- データベースはMySQL 8.0
- SSL対応やメール設定方法、Memcached の導入も載っている
- Redmine を docker-compose で秒殺起動する | らくがきちょう[8]
- CentOS 7.2にredmine(公式)コンテナを利用
- データベースはMariaDB
- Redmine+MariaDBという最低限の環境を構築するのに参考になりそう
- docker-composeの例が載っている
- RedmineをDocker Composeで構築 | Jaybanuan's Blog[9]
- データベースはSQLite
- Redmine+SQLiteという最低限の環境を構築するのに参考になりそう
- docker-composeの例が載っている
- 課題: Docker を使って Redmine を立ち上げてください | note[10]
- Docker Desktop for WindowsでWindows上にredmine(公式)コンテナを構築
- データベースはMySQL
- Docker Hub にアップされている Redmine サービス起動方法のドキュメントでは、日本語(utf8 文字列の保存)が考慮されていないらしい
- DockerでRedmineを気軽に管理しよう! | RISEWILL[11]
- CentOS 7.3にsameersbn/redmineコンテナを利用
- データベースはsameersbn/mysql
- プラグインの追加、redmineのアップグレードの手順も書かれていて参考になりそう
どのように構築するか考える
いろいろ調べた結果、以下のような方針としたいと思います。
- RedmineのDockerコンテナは、redmine(公式)[4]を使うことにする。
- 「参考になりそうなサイト」で調べた結果、大部分のサイトがこのコンテナを使っていたことと、sameersbn/redmine[5]のような高機能なものをいきなり使っても使いきれない可能性が高いと考えたためです。
- Redmineのバージョンは、4.1系を使うことにする。
- 4.1系の方が4.0系+新機能ということなので[3]
- データベースは、PostgreSQLを使うことにする。
- 「参考になりそうなサイト」で調べた結果、MySQL系を採用している方が多かったのですが、他の案件でPostgreSQLを使っており、docker-composeの流用ができそうなので、PostgreSQLを使うことにします。
- Redmineの要求事項としては、「PostgreSQL 9.2 or higher」であればよいとのことなので、問題なく動くでしょう。
- 構築環境は、「ConoHa VPS + Ubuntu」とする。
- 他の案件でこの環境を使っており、そこにRedmineを立てたいので。
- Redmineの要求事項としては、Linuxをサポートしているので問題なく動くでしょう。
- 機能は、SSL対応、メール設定を行う。
- SSL対応は、今のところSteveLTN/https-portal[12]コンテナを使おうと考えています。(これも他の案件でこのコンテナを使っていたためです。)
- 大人数で使うわけではないので、Memcachedは対応しないでいいかと考えています。
- 構築している途中に増えていくかもしれません。
参考
[1] Installing Redmine | redmine.org
[2] Download | redmine.org
[3] Redmine次期バージョン 4.0・4.1 とその先の未来像 | slideshare
[4] redmine | docker hub
[5] sameersbn/redmine | docker hub
[6] bitnami/redmine | docker hub
[7] 最新の Redmine 4 を Docker 公式イメージで運用する | Qiita
[8] Redmine を docker-compose で秒殺起動する | らくがきちょう
[9] RedmineをDocker Composeで構築 | Jaybanuan's Blog
[10] 課題: Docker を使って Redmine を立ち上げてください | note
[11] DockerでRedmineを気軽に管理しよう! | RISEWILL
[12] SteveLTN/https-portal
広告
Dockerをやるなら以下の書籍がオススメです。
Dockerとは何か?から複数のコンテナを管理することができるDocker Compose、Kubernetesまでまとめられています。
ConoHa VPS
は初期費用不要で月に数百円で利用できる仮想サーバのサービスです。以下のような方には非常にオススメのサービスとなっています!
- 勉強がてらLinuxの環境をちょっと触ってみたい
⇒管理者権限が実行可能なLinuxサーバ環境が構築可能です! - スモールスタートでサービスを提供して、うまくいったら規模をスケールアップしたい
⇒後からメモリサイズやCPU数などのスケールアップ/スケールダウン可能です! - AWSやGCPなどのクラウドサービスは高いので、もっと安くサーバ構築したい
⇒初期費用なし、月数百円(1時間単位も可)で利用可能です!
以上!
コメント